数字が苦手な経営者の皆さんへ

数字が苦手な経営者の現状

中小企業、個人事業主を問わず、最近は特に経営者の方と話をする機会が多く、数字が苦手だから…という声が非常に多いと感じています。

ある程度見ている方もいると思いますが、多くの方は本音ではないかと想像しています。

もしご自身が苦手であっても、数字が苦手なのは自分だけではありませんので、その点はご安心ください。

数値リテラシーの重要性

しかし、数字が苦手状況では当然安心はできず、とても危険な状態と言わざるを得ません。

数字を見ることができたり数値リテラシーが高い方とそうでない方とは、経営において全く異なる将来になります。

毎年潤沢な資金と黒字化、戦略的な事業を考えられたり、社会的(特に金融機関)に信用を得られた状態で事業をすすめられるのか、または、よく分からないけど資金がなくなっていき、戦略的に考える余裕がない状態で事業を進めていくのか、紙一重の選択によって将来が大きく変わります。

経営者の皆さんが、今何を重要視していくかによって、全く異なる将来になる、ということになります。

常時、売上のこと、資金繰りのことを考えていて、悩んだり不安になることがあるのではないでしょうか。

どちらに進むのかは、誰かが考えてくれるものではなく、経営者自身の選択にかかっています。

正しい数値の把握と活用

まず、現在数値を頭の中で考えたり、想像したり、妄想したりしていて、”最も現実を表している数値”を見ているでしょうか。

ここでのポイントは、「現実を表している数値」を見れているかどうか、という点になります。

これは、過去と現在の収益・経費と資金繰りに加え、資産価値や人材データ"の"正しい"数値を見れているかどうか、ということになります。

この数値を参考にして、将来の数値を予測していくことができているかどうか、によって経営において全く異なる将来になってきます。

会社経営を進めていく中で、適切な経営判断、資金繰りリスクを回避するための管理、事業改善の施策、社会的信用の獲得が行える体制になることを望んでいると思います。

そのために、過去と現在の収益・経費と資金繰りの"正しい"数値を、事業規模や業種に関わらず、最低でも毎月把握していき、その数値をいかに効率よく把握できる体制が構築できるのか、が経営にとってとても重要と考えています。

数値活用への前向きな姿勢

数字が羅列していると訳が分からなくなると思いますが、それは私も同じです。

継続していくとその羅列された数字の何を見ていけばいいのか、どのような数値が必要になってくるのかが分かってきますので、安心してください。

数字が苦手状況を自然と克服していくことができ、次第に数値が気になる状態に変化していくことになっていくことでしょう。

せっかくある、唯一無二の数値を活用しないともったいないですし、活用をしない手はないのです。

是非、数値を活かせる体制を作っていきましょう。そのサポートをしてくことができれば幸いです。

日本の将来を考えたときに、日本経済を下支えしている中小企業の活性化が大切であり、その力になれればと思います。