事業計画を策定する前にすべきこと

活かせる計画が策定できている?

会社を経営している上で、事業計画を策定していると思います。

短期的な将来において、どのようになりたいか、そのためには何をすべきなのか、行動計画や行動における結果を想定して進むべき状態を数値化していると思います。

その事業計画について、何をもって策定しているでしょうか。

様々な公的機関やセミナーで事業計画の相談や教育をしており、そこで学んだ方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、事業計画の策定をする前にすべきと考えていることをお伝えします。

事業計画の前の現状把握

会社の資産として、人、もの、金、情報とよく言われますが、事業計画を策定するにあたり、現時点の資産を把握できているかどうか、が最も重要と考えています。

これが把握できていないと事業計画の策定がスタートできないと言っても良いでしょう。

皆さんの会社ではそれらを本当に把握できているでしょうか。

人については、最も難しいところです。

しかし、どのような能力を備えているのか、個人を尊重しながら会社にどのよう貢献してもらえる人材なのか、潜在的な能力や、配置換えや業務を変えたり、指示や指導を変えることで発揮できるものがあるのか、把握しておく必要があります。

これには、日々のコミュニケーションを欠かさず、従業員の考えやスキル、特性などを把握することが大切でしょう。

ものについては、有形、無形(権利など)のものがあります。

これらの本来の数値を把握しておく必要があります。

貸借対照表上の「資産の部」に計上されている金額ではないケースがほとんどと思います。

それは、誤りであったり税務の視点のみで計上していたりして、今までの経理処理が正しく計上されていないケースがほとんど、ということです。

まずは、ここがスタートになりますので、一番最初に着手する必要があります。

これには時間と手間を要する可能性があるため、お困りの際にはお問合せをいただけましたらと思います。

金については、そのままです。

将来の価値まで想定することは難しいため、現預金については事前にすることはないでしょう。

情報については、人やもの(無形)に近い内容もあるかもしれませんが、従業員ごとであったり会社として入手している情報には何があるのか、を把握することも必要です。

現状把握から事業推進の力へ

これらは、事業計画の策定に関わらず、常に行う必要があります。

そのために業務の流れを変える必要が出てくるかもしれません。

会社と事業を先進していくために、実態に則した事業計画を策定していくために、是非把握できる体制を構築してみてください。

そして、人、もの、金の本来の価値を把握して、活かせる資産を活用し不良資産を見直すなどして、どのようになりたいか事業計画を進めることをおすすめします。

今回は、事業計画に着手する前段階で重要なことをお伝えしました。

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